
今回はsteamで配信されている「フェノトピア(Phoenotopia)」をプレイしたのでレビュー・感想を書きます。
様々な装備品を駆使してギミックを解いていくアクションゲームです。
細かい動きのドットやアニメーション、独特のBGMも特徴です。
steam内の全ての評価で「非常に好評」に位置付けられているゲームです。(2022年3月24日時点)
フェノトピア(Phoenotopia)とは

各地を旅しながら物語を進める2Dのアクションアドベンチャーゲームです。
宇宙船に誘拐されてしまった村人たちを助けるために少女の「ゲイル」が旅立つところから物語が始まります。
ちなみにゲイルのメイン武器はバットです笑
特定の人物との会話やダンジョンを攻略することでストーリーが進行してきます。
スタミナの消費が激しいため探索による上限アップアイテムの入手は必須です。
様々なギミックが用意されており謎を解くだけでなくアクション要素を求められることが多いのも特徴。
道中にはストーリーとは無関係のクエストや料理や釣りなどのミニゲームも用意されており寄り道しながら遊ぶことができます。
条件を満たすことで入手できるバッジの種類が多くやりこみ要素が豊富に用意されています。
細かなドット絵とBGMも特徴的で自然と物語に引き込まれていきます。
参考までに・・・筆者がストーリークリアまでにかかった時間は22時間ほどです。
必要スペック及び概要
パソコンの性能によっては正常にプレイできない可能性があります。
必要なスペックを確認してから購入、ダウンロードしてください。
システム要件については最低限必要なスペックをsteamより抜粋しています。
(2022年3月24日時点)
リリース日 | 2021年1月21日 |
ジャンル | アクション,アドベンチャー |
通常価格(税込) | 2000円 |
日本語サポート | 有り |
コントローラーサポート | 有り |
OS | windows 7 |
プロセッサー | 2GHz Dual Core |
グラフィック | Hardware Accelerated Graphics with dedicated memory,1GB+ |
開発元 | Cape Cosmic |
パブリッシャー | Cape Cosmic,Flyhigh Works |
ゲーム内容
基本操作


基本操作は 移動 しゃがみ ダッシュ ジャンプ 近接攻撃 物を持ち上げる がメインとなります。
ダッシュや攻撃時にはスタミナを消費するため管理が重要です。
赤いハートがHP、緑のゲージがスタミナです。
HPがゼロになると直前のセーブポイントからやり直しになりますが 本ゲームはオートセーブが無いためこまめにセーブをすることを推奨します。
筆者は何度か素通りして痛い目を見てしまったので・・・(^-^;

小さいブロックは持ち上げて移動することが可能。押したり引いたりすることもできます。
ギミックを解いたり足場を確保するときに使うことが多いです。

道中にはHPの最大値を上昇させる「ハートルビー」やスタミナの最大値を上昇させる「スタミナジェム」が配置されています。
簡単にとれるものは少なく、アクションやギミックを解いて入手できるものが多いです。
装備品


物語を進めると様々な装備品を入手することができます。
パチンコ 爆弾 ソニックスピア 笛 ロケットブーツ など
パチンコで遠距離の的を作動させたり、ソニックスピアで足場を作ったりとダンジョンの攻略に欠かせない装備品ばかりです。

ロケットブーツはスタミナを消費することでホバリングすることが可能。
行ける範囲が劇的に広がりダンジョンの探索も楽しめました。
ギミック


青いオーブを作動させるものだけのシンプルなものや考えながら解いていくもの、アクション要素が求められるものなどダンジョン内に用意されているギミックは様々。
ギミック自体の難易度は高くないですが、そこに至るまでに求められるアクション要素の難易度が高い印象です。

笛で作動させるギミックも登場します。
上下左右中央で発生する音色が異なるためどこで何の音色が出るか理解する必要があります。
住民との会話が重要

特定の人物に話しかけるとストーリー進行のためのヒントを聞くことができます。
ストーリーとは無関係のクエストを依頼してくる人物もいます。
各地に多くの人物がいるのでなかなか答えを見つけ出せず苦労することがありました・・・。
どんどん先に進みたい人にとっては苦痛かもしれません。
フィールド


町やダンジョンから出るとフィールド移動になります。
フィールドで出現する敵はシンボルエンカウント方式となっているのが特徴です。
ボス


道中ではボスが出現します。
攻撃力が高く、動きが素早いこともありゴリ押しはなかなか難しいです。
敵の動きを見ながら新たに入手した装備品を駆使しつつ戦うことが攻略のカギになります。
ミニゲーム

HPは敵からドロップしたり、ダンジョンに落ちている素材を使用することで回復できます。(町のショップでも購入可能)
特定の場所で料理することでさらに回復量がアップします。
左右に動くボタンを中央にきたタイミングで押すということを一定数こなすと料理成功です。
動きが早いものもありますが慣れてくると簡単です。

釣りざおを入手すると釣りができます。
緑ゲージに十字キーやスティックを合わせて魚を釣り上げます。
魚は回復アイテムとしても使え、お金に換金することもできるので万能です。

射撃場では的当てができます。
制限時間内に指定された点数を獲得するとアイテムを入手します。
やりこみ要素


ストーリーだけでもボリュームがありますがさらにやり込み要素も用意されています。
道中のムーンストーン収集やより高難度ギミックのGEOクラブ。
他にも様々なものがあり、やりこみ要素たっぷりです。

条件を満たすとバッジを入手します。
バッジ解放の条件が記載されているので入手方法もわかりやすく非常に助かります。
steam内実績は全部で33個用意されており、バッジ取得と同時に実績解除となります。
プレイした感想
難易度高めのアクションアドベンチャー
ギミック自体の難易度はそこまで高くないですがそこに至るまでのアクション要素で難易度が跳ね上がっている印象。
その分攻略したときの達成感はとても大きいです。
近接攻撃のリーチの短さ(バットなので当然と言えば当然ですが・・・)やセンサーに触れないように進む場所ではセンサーの作動時間がシビアだったりと難易度高めです。
難易度は変更できますがアクション操作が苦手な人は苦戦する場面が多いです。
ストーリー内容については細かく作られており次の展開が気になる面白いゲームでした。
登場人物が多く物語が理解しやすい
各地にいる人物それぞれ個性的なキャラクターが多く、様々な情報を提供してくれるので物語の内容、世界観が理解しやすかったです。
会話内容が気になって気が付いたら町の人物全員に話しかけていました笑
ストーリー以外の寄り道要素が豊富
本編クリアだけでも22時間ほどだったため非常にボリュームが多いゲームですがさらに寄り道、やりこみ要素が豊富です。
実績は全部で33個用意されており特定のアイテムを集めるものやタイムアタックなど様々。
釣りやクエストなどストーリー以外でも楽しめる要素多いのも特徴です。
細かな動きのあるドット絵とBGM
ベットから起き上がるときの動きやダッシュ中の髪のなびきなど細かな動きのあるドット絵が印象的で独特なBGMも世界観にマッチしており自然と物語に引き込まれていきました。
探索範囲が広すぎて主要人物が見つからない
特定の人物が目的地やヒントを教えてくれることが多いのですが探索範囲が広く、主要人物が見つからず物語がなかなか進まないことがありました。
エリアに点在しているムーンストーンを渡すとファストトラベルが徐々に解放されていくため、ムーンストーンを無視して進めていると全エリア徒歩での移動でおっくうになります。
探索好きな人にとっては支障ないですが、サクサク物語を進めたい人にとっては苦痛に感じる印象です。
最後に
今回は「フェノトピア(Phoenotopia)」についてお話ししました。
本編以外の寄り道、やりこみ要素が豊富で価格以上のボリュームでやりがいのあるアクションゲームです。
ストーリー自体も面白く細かな動きのあるドット絵とBGMも印象的です。
steamでプレイ可能(2022年3月24日時点)ですので気になった人は是非プレイしてみて下さい。